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京都御所一般公開で戦後初の展示縮小公開 [京の歳時記4月]

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3月23日に1946年から始まった京都御所の一般公開を戦後初めて展示や催事を縮小して公開すると宮内庁京都事務所が発表した。東日本大震災の被害拡大に伴う処置。展示される予定だった御車寄の衝立、人形の飾りつけによる花の宴や朗詠(諸大夫の間、御学問所)、回廊生け花、そして雅楽と蹴鞠を取りやめることとした。したがって紫宸殿の高御座(たかみくら)や清涼殿の釣灯篭などの見学のみとなる。

京都御所の一般公開は春と秋に5日間平均で開催されてきた。度重なる火災により1331年に土御門東洞院殿のあったところに里内裏として移転して現在地となった。建物は江戸時代末期の1855年の安政年間に建てられたが、平安時代の様式を維持している。

御所の公開は建物の周りを移動しながらその建築美と障壁画を覗き込むような形で楽しむもの(今回も見学はできる)。展示を中止する人形は雅な宮中人の様子を伝えるものとして欠かせないものとなっていた。さらに雅楽や蹴鞠も優美な遊びとして残ってきたもの。御所の中で見ることで見学に来る人たちに平安時代からの遊びの文化をより明確に伝えてきたものだった。

縮小された公開は4月6日から10日まで、9時~15時30分まで入場できる。運が良ければ紫宸殿前の左近の桜が見ごろとなっているかもしれない。

京都御所

NO08041206展示を中止した御車寄の衝立(左)とNO07040609諸太夫の間のふすま絵

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NO09110303 紫宸殿(左)と   N008041205紫宸殿高御座(たかみくら)

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NO08041201 承明門にいたる回廊と(左) NO08111502 承明門から見た紫宸殿

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NO07040606 紫宸殿と左近の桜(左)とNO08111503 紫宸殿

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NO08041204 清涼殿(左)とNO08041203廊下外壁格子文様

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NO07040602 欄干金具(左)とNO07040602御池庭

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NO07040604 御庭灯籠とNO08041202回廊の朱

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NONO08041207投扇(諸太夫の間)とNO08111501絵合わせで遊ぶ女房(清涼殿)と

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NO07040603 障壁画 四季花鳥図 御常御殿二の間とNO07040607賀茂祭群参図 御三間中段の間

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NO07040601 御学問所屋根とNO09110302 屋根下文様と

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公開時の遊びNO080411504(左)NO0804111505雅楽舞(春)

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NO09110301(左)と09110304五節の舞(秋)

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