暗闇に浮かぶ人長舞、今宮神社例祭前夜 [京の歳時記10月]
非公開写真 舞を待つ座り所
今宮神社の例祭は10月9日。前夜祭の8日に本殿前で人長舞が暗闇に浮かぶ。舞手、楽人、神官が入場する前に本殿明りと灯路の身に照らされた砂と丸座が浮かんで印象的だ」。19時過ぎ合計9人が座すと本殿の明かりは消えて暗闇が包む。
NO712 本殿と灯路
NO711 人長舞奉納
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暗闇に白装束の8人が上・下に分かれて下手から雅楽の音色が流れてくる。あくまで静かな音。この時間帯に舞われることで神秘さが漂う。ストロボの光、カメラのシャッター音を拒むような神秘さの中にある。今宮神社は西陣地区の守り神とされるだけにいわば街中にある。それがこの静寂である。
非公開写真 舞始まる
かがり火と灯路でかろうじて舞は見える。撮影は雰囲気を壊さない程度の礼儀が必要だ。自動ピント用の補助光も思わず会場に光るほどだ。
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