京都西院がにぎわう春日祭 [京の歳時記10月]
西大路四条あたりを西院と呼んでいる。その中心に阪急京都線の駅がある。そこから西北に歩いて7分くらいに春日神社。そこの秋の祭だが、なんと華々しいことか。というのも神社境内はさほど広くないのだが、東を通る春日通三条から四条まで露店が並んで通行止めになる。京の下町風情といってよいのだろうか。
未公開 町内の幟がはためく行列
祭は10月第2土日。なんといっても神輿と剣鉾の巡行がみもの。神輿は2基。担ぎ手が鳥取、長野、山梨からもやってくるのである。総勢100人はいるようだ。町内がとにかく熱心で、多くの幟が行列をつくる。そして剣鉾は5基。東の粟田神社には10基以上の剣鉾がある。それに次ぐ多さではないか。嵯峨祭も確か5基。剣鉾が京の祭には欠かせない。祇園祭の発祥の元が「剣鉾を66本たてた」名残なのだろう。疫病退散の願いがこもっている。しかし、これだけの人手がいるとなるとその維持も大変なのではないか。秋祭の追っかけで一番の規模。ここまでくると前回紹介の吉田今宮社や北白川の祭が妙に親近感が涌くのも人数のせいだろうか。
未公開 剣先
NO758 剣差し
NO760神輿出御
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NO759神幸列鼓笛隊
未公開 神幸列子供神輿を曳く子ら
春日祭の一番の撮影ポイントは境内。とにかく全国の助っ人も入れて白法被の男衆がぎっしりと今か今かと神輿の出御を待ちわびる姿の中を剣鉾の面々が「ひょいひょい」と剣を差ししながら鳥居を出ていく。すると神輿も続けとばかりの掛け声だ。
剣差しや神輿の差し上げを街中に出るなら西院駅前がポイント。
カッコいい!興味をそそりますね(^m^)
by ルイヴィトン 財布 (2013-06-29 13:41)