復活、大燈呂巡行の粟田祭・世渡り神事 [京の歳時記10月]
京の東の入口「粟田口」にある粟田神社から10月10日に2008年復活した大燈呂(灯篭)が巡行する。三条通り、東大路通りを通る。この灯呂は京都造形大学の学生が制作して祭りに参加した。180年ぶりだった。今年は氏子も制作に参加した。牛頭天王は初めての年から巡行に加わっている。
NO751大燈呂牛頭天王
未公開写真 白川を行く大燈呂列
学生はこれだけの参加にとどまらない。巡行の前日祭には京都瓜生山舞子連中と名前がついたメンバーが「石見神楽」を奉納する。もちろん劇中登場の大蛇も自分たちの制作だ。舞子連中は大燈呂の先導役も務める。
未公開 夜渡り神事
大燈呂は若い人の参加と夜姿が派手で見栄えがするが、もともとこの日に行われているのが「夜渡り神事」である。たいまつを肩に町内を歩く。域内の二つの鉾を中心にして清めの役をになう。夜に歩くので松明が目立つ。19時前知恩院前「瓜生石」前での神事が特徴。
NO785石見神楽奉納
そして神幸祭となる大祭は神輿の練り歩きが青蓮院の門をくぐる。神社の出発は急坂を下り、青蓮院の門へは急坂階段を昇り、降りる。見事な神輿さばきだ。
NO753青蓮院勅使門昇り
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一方剣鉾は10基が剣差しを行った時期もある。しかし最近は5~6基である。全部で番外も入れて18基が氏子町内に飾られる。市内唯一の数である。それもそのはず祇園祭が欠になった時その代わりを務めたのだ。祭りには剣鉾と並んで十二燈が飾られる。提灯が12個並ぶ。
NO1611十二燈
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NO1639剣差しに向かう剣鉾先
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未公開写真 鉾差し姿
祭りはこれだけでは終わらない。15日に例大祭がある。舞が奉納される。
撮影ポイントは大燈呂は東山三条下がる、行列通しは白川沿い。神輿は青蓮院、剣鉾は白川沿いか知恩院北の神宮道。祭礼が体育の日の前々日、前日、体育の日、15日と分かれるので日程調整は慎重に。
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by ヴィトン 財布 (2013-07-02 00:07)