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子供の剣鉾に伝統受け継ぐ、吉田祭 [京の歳時記10月]

節分で京都随一の人出で賑わう吉田神社。その参道階段の上がり口北側に今宮社があり、神幸祭がある。(10月第2日曜日)。吉田祭というらしいが、京都大学を氏子地域にかかえて、その大学祭を「吉田祭」と呼ぶので、あえて吉田今宮祭と呼ぶ。

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NO764吉田祭の神輿と吉田今宮太鼓

京都写真紀行では 京の歳時記>10月>一般歳時記

珍しいのは剣鉾に小学生が参加し、本格的に練り歩くことである。長い鉾で3メートル以上はある。5基の鉾を差すのはいかにも頼もしく、将来が楽しみである。剣を差す地元有志が小学校に出張って教えるのだ。子供神輿は各地で見れるが「子供剣鉾」というのはすごい取り組みだ。また吉田今宮太鼓の子供太鼓も活発。

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未公開写真 剣差しする子供たち

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未公開写真 並んだ子供の剣鉾

一方教える大人たちも夜を徹して連日神社境内での練習に精を出す。子供に教えるということは大人が上手で差すことを意味するのだろう。その結果の祭り当日の晴れ姿だ↓

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NO761参道で差し始める剣鉾

京都写真紀行では 京の歳時記>10月>一般歳時記

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NO1637剣鉾文様

京の歳時記では 京の祭りイメージ>神輿・剣鉾

 

この祭は太鼓や神輿、剣鉾などがとにかくきめ細かく歩く。町内の見物人以外はほとんど見かけることがない。これが親近感を呼ぶ。同じ日に西院(右京区)の春日祭も見学したがこちらの喧騒とは対照的である。

ところで吉田の半分以上は京都大学である。近年芸術関連大学の学生が祭りに参加しだした。そこでようやく京大構内に神輿と剣鉾が足を踏み入れることがかなった。2008年だ。何故か市長や学長が迎える形となったが、学生の姿はちらほらであった。大学が大きすぎて以外と地域との結びつきは表には出ないのかもしれない。

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未公開写真 吉田の神輿京大で差し上げ

吉田祭の神輿が京大に入るのは参道を出てすぐ。祭りは神幸列が先に出るもののコースが違うので注意。撮影場所は吉田地域全域だ。古い町並みが現存する個所は少ないものの、町は落ち着いた雰囲気なので撮りやすい。1日つきあわないとすべてを撮れないが。

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未公開 神幸祭稚児武者列

 

 

 

 


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