動く博物館、時代祭(1)明治~安土桃山 [京の歳時記10月]
平安京遷都が行われたのは、桓武天皇の西暦794年10月22日である。時代祭は平安神宮が明治28年(1895)に遷都1000年を記念して創建されたのを祝う行事。神宮は桓武天皇を祀るのに加えて、京都での最後の天皇となった孝明天皇が合祀されている。そのため、時代を逆に、明治維新から延暦時代までの時代風俗行列が行われる。
時代祭はあくまでも平安神宮の「私祭」ということである。京都三大祭(祇園祭、葵祭)に数えられるが、いずれも宗教とのかかわりが深い。
祭は22日午前7時から平安神宮で始まり、8時に神幸祭、次いで神幸列が9時に御所に向かう。御所建礼門前で神饌や献花の神事を終えて、正午門出発。市役所前などを通り平安神宮に到着。還幸祭などの行事・神事は午後5時前後に終わる。
祭の風俗衣裳はすべて京都の伝統の技を生かして作られ、「動く博物館」と形容されている。(janjan筆者投稿記事)
NO786維新勤王隊列
NO788維新志士列 七郷落ち
NO789徳川城使列
NO790江戸時代夫人列 和宮
NO791江戸時代夫人列 吉野太夫
N0792江戸時代夫人列 出雲阿国
N0793安土桃山時代 豊公参朝列
NO795安土桃山時代 織田公上洛列
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次回に続く
時代祭は御所の有料席の西南一体が比較的正面から撮影できる。ただし1等席なのでマスコミやプロのカメラが集中する。12時行列が動き出すので9時には現地入りが必要。堺町御門前の丸太町南の歩道は全行列が出てくる場所なのでここも場所確保が難しい。毎年御所内の行列のルートが定まらない事にも注意を。沿道はどこででも撮影ができる。次回にも写真を紹介するが、平安神宮の神幸祭という観点でみると8時の神宮応天門前での撮影も面白い。
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