京の雪景色(5)深泥池と宝が池 [京の季節イメージ]
宝が池と深泥池は兄弟のような池である。「高山」を挟んで東西に位置している。この季節はとにかく灰色の中にある。とくに深泥池に映る草木は太陽光線の関係で寒々とした水面を作り出す。この池は市民公園になっていない分、自然が残っている。周囲は1.5キロの小さな池。病院や民家もすぐ側にまで立ち並ぶが、1万年以上前の氷河期の植物群が今なお見れる貴重な場所でもある。記念物に指定されてはいても観光地とはなっていないので静かなたたずまいである。
宝が池は市内でも最大の市民公園となっていて、北側には国立国際会議場のコンクリートの建物が建つ。しかし、背後には比叡山が見えて京都の象徴的な風景を作り出している。しかも池周りは両方とも1.5キロなのに水面のひろさが全く違う。宝が池は、水面の広さが会議場から見た風景に会議の疲れをいやすリゾート地風なのだろう。深泥池は国の天然記念物に指定されていて、浮島が多くを占める。こちらは池そのものが研究対象なのである。
深泥池(みどろがいけ)
NO09011209荒涼とした浮島(左)とNO09021208浮島の樹木
NO11010501池の南端から北方向(左)とNO110101502池に住むカモ
NO09020511積雪の日の出(左)とNO09011203同じ日の池西端の樹木
NO09011203池西から東方向(左)とNO09011202その背景風景
NO09011204新雪の池の周り径(左)とNOHI3E0062池西南の桜の冠雪
NO10020601雪解けの晴れ間(左)とNO10020602雪に着いた足跡
宝が池
NO08022401宝が池と国際会議場(左)とNO08022402ボート乗り場
NO08022406池の西端から池を見る(左)とNO08022405周遊小道から見る池と松が崎山(右)
NO08022408宝が池と比叡山(左)NO08022407(右)
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