京の雪景色(6)大原・里景色 [京の季節イメージ]
雪が降ると京都の奥座敷貴船、鞍馬、大原などはしばし交通が遮断されることが過去多かった。近年大原への道は殆ど拡幅されてバスが履行できる広さになってきた。三千院をはじめとして天台宗の寺院を抱える里は雪が降り続いても観光客が来る。民宿も多くあって雪は雪で人気があるようだ。なるほど寺院の庭園は新緑や紅葉とちがう凛とした雰囲気がある。寒さと冷たさがそうさせる。まるで修行僧のような気持ちが訪れる人の中に入り込んでくるからだろうか。
大原には8つの村々からなっていてかなり地域性が高く、文化・風俗も異なるものも多い。地域の東側に幹線道路国道361号線、並行して高野川が流れ村を東西に別けている。北東部に天台宗寺院が並び、山は比叡山につながる。西は田園風景が広がり金毘羅山などが背後にある。だから雪景色は山々と寺院や庭園に二分されるのだ。361号線は少し高台を走るので西の地域は見渡せる。一方西からは山側は高くなっていくのでこれまた村全体を見渡せるのだ。雪景色ではないが東の山々と里はこう見える。
NO09091901夏の終わり・東側の里(左)とNO09010301同じく冬景色
NO08012610C野村町方面(西側)(左)と08012608B三千院南参道界隈の民家
NO1574同じく参道側からの民家(左)とNO1570雲が作られる山
NO1571西側の山と民家(左)とNO08012809C参道界隈の民家の地蔵
上野町は「お弓」という行事が雪の季節(成人式)にある。田んぼに立てた竹の的を手づくり弓で成年になる若者が射るお祝いごとの風習。
NO09011202弓を放つ成年(左)と09011203弓の的となる竹編み的
次回は三千院など寺院庭園雪景色
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