京の紅葉 八瀬と大原(2) [京の紅葉]
大原の代表は三千院ですがこちらは人の波が絶えません。写真撮影には向かないですね。むしろ三千院まわりの紅葉がすばらしいんです。野村別れというのがあってこちらから歩くと川沿いが紅葉一色なんですね。坂道になりますが院正面まで10分~15分というところでしょうか。そして三千院の正面に出ずに呂川沿いに音羽の滝方面に行くと幾重にも重なった紅葉樹海ともいうべき域にはいりますから。三千院の外壁や門も見えます。そのような三千院周辺の紅葉。
三千院界隈
NO10112809野村別れからの参道民家(左)とNO10112807呂川沿いの紅葉樹海
NO2347三千院朱雀門(左)とNO10112803南外壁付近
NO10112802来迎院(左)とNO10112806蓮成院石段落ち葉
NO2348大原参道(左)とNO2350実光院白壁
NO2355音羽の滝道来迎院(左)とNO2352勝林院本堂
寂光院方面
NO10112604寂光院本堂(左)とNO10112601孤雲(茶室)
NO10112605寂光院四方正面の庭(左)とNO10112605汀の池に浮かぶ落葉
NO10112607寂光院参道石段(左)とNO10112610石段落ち葉
NO10112612寂光院門から本堂(左)とNO101126本堂前の紅葉1枝
NO10112606草生川沿いの紅葉
寂光院は三千院等のある来迎院町方面と違い、歴史的背景からしてこじんまりと、ひっそりとある。しかも本堂は2000年に放火という事件に遭遇した。飛鳥形式のものを豊臣秀頼、徳川家康などが再興した。今回は市民の寄付などによる再興がなった。それでも客が押し掛ける。ついでに周辺を歩いてみるのもいいかもしれない。
NO2669大原の里秋風景(左)とNO10112624晩秋に盛んなすぐき抜きの農作業
京の紅葉 八瀬と大原 [京の紅葉]
ともに比叡山の麓となる八瀬と大原。八瀬は山へケーブルカーとロープウエイを乗り継いで行ける。その山裾に紅葉の曼荼羅模様が広がる。一方大原は天台宗の声明響く寺院が並ぶ。三千院や寂光院、勝林院と観光化もされて多くの人が足を運ぶ。紅葉は庭に入らなくても寺の周りを囲んで美しく染まっている。(大原は次回)
八瀬
紅葉は高野川の川べりから比叡山の山に向かって中腹まで広がる。とくにケーブルカーの駅から少し歩いて登ると一面に高い樹木が頭上に覆いかぶさるがごとしだ。
NO10112709麓の茶店から山の上まで一望(左)とNO10112705染まる木々の中に入る(右)
NO10112707山に向かう曼荼羅模様(左)と中腹部の曼荼羅(右)
NO10112710重なり合う木々(左)とNO10112704青空のぞく紅葉(右)
NO10112711高野川メガネ橋とロープウエイ駅(左)とNO2363川の流れと映える紅葉(左)
NO10112702川べりの紅葉(左)NO10112703浮かび上がる紅葉(右)
京都写真紀行では京の紅葉>洛北
八瀬はこの数年で景観が一変した。昔からのプールがなくなりリゾートホテルが跡地にできた。さらには老人介護施設が建ちビルが増えた。そのせいだろう花園橋から大原に向かう道がいきなりせまくなっている個所が叡山電車の八瀬駅入り口付近だった。そらが解消されて広くなった。また、非公開だった瑠璃光院が特別公開されるようになり、宣伝もすさまじく人が増えた。
京の紅葉 大黒天と三宅八幡 [京の紅葉]
洛北の数ある紅葉の名所の中でも人知れず染まるのが松が崎大黒天=妙円寺だろう。五山の送り火「法」にはここの境内を通って登れる。さらには都七福神の大黒天を安置しているのでお参りも多いが、穴場ではある。地域は村ごと法華宗に改宗したという歴史もある。「妙法」はそのお題目でもある。狭い境内にはもみじの木そのものは少ないが、イチョウの木が1本参道をあがってくるとお迎えしてくれる。その黄色と落葉とカエデの赤が見事なのである。
松が崎大黒天
N010112321境内フカン(左)とNO10112205イチョウ落葉とモミジ(左)↓
NO10112202参道灯籠(左)とNO2329境内灯籠のモミジ↓
NO10112203西門注連縄と境内(左)と境内西の山竹林と紅葉↓
NO10112201西門超の境内(左)N010112211遠方からの松崎山(しょうきさん=寺号)
三宅八幡宮
三宅八幡宮は大黒天から徒歩40分くらいだろうか。叡電の駅もある。応神天皇が祀られている。別名「虫八幡」と呼ばれ子供の守り神である。社のしるしが二匹の鳩。神の使いというわけだ。境内の名物は「鳩餅」で形以外はシンプルな餅。こちらの鳥居は上高野にある叡電の駅から高野川を渡るとすぐにある。結構本殿からは遠い。しかし昔ながらの風情も少し残っている。参道には紅葉が植えられて民家と共存し、比叡山を見ることもできる。お隣の三明院は真言宗で多宝塔もありほとんど知られていない。
NO10112206境内口参道(左)と境内灯籠(右)↓
N010112210神苑石橋を上からとNO10112209下から↓
NO10112207絵馬堂屋根(右)とNO10112312池に浮かぶ落ち葉と鯉(右)↓
NO10112319参道から見える比叡山(左)とNO10112313池に映る紅葉と落葉(右)↓
ご近所(お隣)の三明院の石像羅漢(左)と多宝塔(右)↓
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京の紅葉 府立植物園 [京の紅葉]
京都府立植物園は1924年に開園した歴史を持つだけに1本1本の植物が地域の景観を作る役割も果たしてきた。園の中央北部に「半木(なからぎ)の森」が残るのはその象徴でもある。同じ左京区下鴨神社境内にある糺の森とともに貴重な自然林をかたどっている。その半木の森周辺にある4つの池周りにモミジが集中していている。1946年から1958年の12年間連合軍に接収された。多くの樹木が伐採された歴史もある。
NO2366池周り休憩所と散策路(左)とNO2368池を渡る木橋↓
N02367イチョウ落葉の向うの紅葉(左)と2370紅葉散策路(右)↓
NO2369池端の紅葉と(左)とNO10112107カエデの葉↓
NO10112102池も染まる中にカモ(左)とNO10112108その水面が揺れて水彩画状態(右)↓
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