高校駅伝2010年バージョン [京の歳時記12月]
12月26日男女の高校駅伝全国大会が京都市内の公認コースで行われ女子は岡山の興譲館が1時間7分50秒(21.0975キロ)で5年ぶり2回目、男子は鹿児島実業が2時間3分59秒(42.195キロ)で42回目の出場にして初優勝を飾った。特に男子は区間で首位が入れ替わること数度、ついにグランドでの決着となる激しいレースを展開した。
この日の京都は快晴の穏やかな天気に恵まれた。記者は西京極競技場で女子スタートとゴールを撮影し、午後には男子のスタートを見送った後、折り返しの宝が池での撮影のため男子の走路の後ろを追いかけながらの取材となった。女子優勝興譲館はゴール正面となるスタンドでブラスバンドと男子応援団が場内のモニターを見ながらの大声援を送っていた。予選を全国でただ1校となる1時間7分台で通過しただけに予想通りの優勝を果たした。一方男子は折り返し地点ではトップと1分14秒差の4位からの逆転優勝の離れ技だった。競技場の中で残り300メートルでの先頭奪還となった。また、宝が池の折り返し地点で道路幅いっぱいの横断幕を数人で広げながら応援していた男子岩手県代表一関学院の部員は「16年連続20回都大路を走ることだけでも大いに自信になっています。17名の部員が一つになれます」と遠路からの応援に声をからしていた。結果は13位と健闘した。
京都市民は高校駅伝を師走の風物詩ととらえる生活感覚を持っているので車の渋滞などには協力的だ。特に地元の立命館宇治高校が強い時期が続いたこともあり駅伝ファンも多い。コースとなる五条、西大路、北大路、堀川、烏丸、丸太町、東大路、今出川、北白川の各通りはそれこそ市内の幹線道路ばかりだ。これだけの道路を走りぬく高校生を温かく応援する市民にとって毎年出場する高校や初出場組の名前を覚えるのに必死という面もあるくらいだ。年始に行われる全国都道府県対抗女子駅伝と共に楽しみな行事になっていると言える。
(PJニュース ライブドアニュース 配信中)
NO10122629五条通りに出る女子の一団(左)とNO10122621選手のいないスタンドで懸命に応援する興譲館高校
NO10122630メインスタンドの各高校応援団(左)と優勝ゴールの興譲館赤松(真)選手
NO10122628ゴール寸前の女子の激闘
NO10122626バックスタンド前 を通過するスタート直後の男子(左)とNO10122627宝が池で折り返す男子選手(右)
NO10122620折り返してすぐの4区へのタスキ地点(左)と3区で断トツの区間賞広島世羅高校のケニア人留学生、チャールズ・ディランゴ選手。一気に9人抜いてトップに。
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京のイルミネーション 平安女学院追加版 [京の歳時記12月]
平安女学院の追加最新版です。久しぶりの撮影で「手づくり感いっぱいの空間」に出会った。その賑やかさはやはり生徒・学生の手によるものと思われる。以前の写真と合わせてどうぞ夢舞台へ。
NO10122011聖アグネス教会(左)とNO10122010平安女学院高校(右)
NO10122037室町通り南から北(左)とNO10122035室町下立売南西
NO国際観光学部南舎(左)とNO10122034女学院中学校
NO10122038観光学部前広場(アグネス通り)入口(左)とNO10122031広場内イルミ
NO10122033オブジェ(左)とNO10122032オブジェは何やら未来都市風
NO10120411ペットボトルツリーの願い事(左)とNO10120405ペットボトルツリー
NO10122030広場前オブジェ(左)とNO10120402届ける光の宅配便の看板
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京のイルミネーション ローム本社と平安女学院 [京の歳時記12月]
ロームは文化的活動が盛んである。その一つにこのイルミネーション点灯活動がある。当初は佐井通り五条南の東西並木に電飾を始めた。以降、本社ビルを囲む地域に拡大した。期間中会社の駐車場を解放するようになって今や京都のイルミネーション特区となった。規模は一番の大きさであろう。ただしかなりオオソドックスでそれほど凝った仕様にはなっていない。メインの通りは通常の車道と歩道があるのでこれ以上の飾りはできないであろう。
NO10120401佐井通り五条南(南から北方面)とNO10120407北から南方面(右)
NO922五条佐井角のドーム(左)とNO10120406二景
NO10120408本社ビルと公園(左)と佐井通り
NO06121525ドームイルミネーションのイメージ(左)とNO06121608並木イルミのイメージ(右)
一方平安女学院がイルミネーションを始めたのは5年前だが当初から生徒、学生、職員の手づくり感が満載であった。その目玉がペットボトルによるツリーだ。1本1本にメッセージが書かれているのが生徒の気持ちを表していている。
NO10120402(左)とNO10120405(右)
NO10120404国際観光学部前(左)NO10122010(右)
NO10122010下立売り通り女子高校(左)NO10122011聖アグネス教会
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府立植物園のイルミネーションで樹木幻想=京都 [京の歳時記12月]
府立植物園で園内の樹木をLED電球などで飾ったクリスマスイルミネーションの点灯が12月15日から始まった。今年から正門正面に「光のカーペット」、北山門からの通路途中にアーケード風の「光の小道」の輝きが増えた。また、園の特徴を生かした15~20メートルの高さの樹木が光って、遠目から見ても幻想的な雰囲気を醸し出している。
北山門正面に20メートルのトウカエデの一枝一枝にLEDがつけられシンプルなツリーイルミネーションがクリスマスムードを一気に盛り上げている。カエデの前の池から噴き出す噴水が三色に変化してツリーと競い合うのも見ていて飽きない。そしてメイン会場となる温室前に向かう暗闇の中に浮かび上がってくる光のトンネル。どこまでも続いていそうな錯覚を覚える。
こんな中でも他の会場のイルミネーションと決定的に違うのは高い樹木が装飾されていることだろう。北山門正面のトウカエデの他に温室前の池を挟んで北のイチョウ、南にハリモミと高さが15mもあるので池面の水面が揺れるごとに写った灯りも揺れる。また、桜の枝には白を基調にしたライトが当てられており葉がすべて落ちているので「枝しだれ桜」ともいうべき新しい桜の発見ができるのも植物園を実感させる。(京都最新画像とダブります)
(左)NO10121603高さ20mトウカエデツリーと(右)NO10121601暗闇の中のアーケード
トンネルを抜けるとそこは桜が咲いていた。といっても葉の落ちた枝だけのしだれ桜だ。これがなかなかいい。おそらく枝にライトを当てて楽しめるというのは園ならではだろう。光線はあくまでも白が基調で枝しだれにマッチしている。(左)NO10121612(右)NO10121621
途中森の中に怪しげな光がある。見ると「星が入った巣箱」で足が止まる。やがて正門に向かい合う形で一面に光りが散乱しているような場所に来る。あとはまさにクリスマスイルミネーションだ。
(左)NO10121604鳥かごならぬ星カゴと(右)NO10121616とイルミネーション広場(右)
(左)NO10121608温室ブリッジ入口のスタートゲイトとその天井(右)NO10121606
温室から見ると池に写るイチョウ(左)とハリモミのイルミネーションが並んでいる。ともに15mの高さという。イチョウの方が高く見えるのだが。NO10121611、右はNO10121704温室前のイルミネーション
水面に写るNO10121618ハリモミ(左)とNO10121607イチョウ(右)
正門あたりから光のカーペットが続いている。それに沿って歩くと鳥らしきものをかたどりハート印がピンクになったオブジェが見える。左NO10121602光のカーペットと右NO10121609オブジェ
ライトのついた樹木たち。左からNO10121619イチョウ、NO10121615ハリモミ、NO10121620トウカエデ、NO10121621しだれ桜
京のイルミネーション 北山通り・教会と植物園 [京の歳時記12月]
しばらく取材しているとこの時期はまだ見学者はちらほらではあるものの、広場に置かれた小さなテーブルにペンと鈴の入ったカゴが置かれている。願い事を書いて約2.5メートルのツリーに吊るすのである。新年のおみくじならぬ「聖なるベル」で、イブの日に牧師が願いがかなうようお祈りしてくれるというのだ。他にも行ってびっくりの人形もお迎えしてくれる。
ノーザンチャーチ北山教会NO10121003東から西を見る(左)とNO10121003教会正面
NO10121202東から西を見る(左)とNO10121003教会西の屋根前(右)
NO10121010教会前庭の人形(左)とNO10121005願い事の鈴コーナー
アンジェ教会NO10121008正面入り口(左)とNONO10121014東から西を見る
ノートルダム女学院も北山通りに面しているが、イルミネーションは少し南に輝くNOHI3E0139(左)とNO10121014(右)
一方北山駅の植物園も12月中旬からライトアップを始めた。広さが広さだけに予算的にも大変だろうが府立という行政によるサービス営業である。夜間照明が園内にないのでその道のライトだけでも大変だ。しかし、嵐山渡月橋や竹の小みちの経験を生かせる。ライトアップは温室付近である。北山駅から入園して5分以上歩かなければならない。途中の樹木のライトアップが暗闇に浮かんで印象的である。
NO06121607北山門正面の噴水とツリー(左)とNO06121605b園内通路
NO北大路門正面から(左)とNO06121603b温室と前池
NO06121601温室前(左)と06121604b園内通路(右)
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京のイルミネーション 京都駅とホテルオオクラ [京の歳時記12月]
京都の高層ビルというと京都駅、京都ホテルオオクラ、京セラ本社しかない。30メートル規制を突破したビル群だ。下京、中京、伏見と地域も分かれている。この辺りが中心部を高層化できない悩みでもある。ホテル建設では古都税に反対する寺院が強硬に拝観拒否したいきさつもある。それほどに中心部は歴史とその景観が問題になる。この時期の高層ビルはいずれもイルミネーションを点けている。伏見区の京セラはこれだ!ビルの窓をツリーに見立てている。おそらくそのような照明設計をしたのだろう。オフイスでの仕事に支障がないのかともおもう。
京セラビルのクリスマスイルミネーション
NO995(左)とNO10121239京セラビル(右)
一方京都駅はなんといっても名物巨大ツリーが圧巻。室町広場に毎年ほぼ同じデザインで11月下旬から点灯される。家族やカップルにはもっとも落ち着いて見れる場所だ。しかし駅ビル自体が巨大なためツリーもかすむほどではある。他にもビルそのものがオープンなので中の飾りに工夫を凝らしている。巨大ツリーの反対側は人は少なく静かすぎるくらいだ。
NO0711301ツリーの真下から(左)とNO10121240全体を見る(右)
NO10121234向かい側からのビルの中のツリー(左)とNO10121237東広場の飾り超しのツリー
NO10121235東広場の飾り鐘(左)とNO10121233隙間から見たツリー灯り
東広場の屋根付イルミネーション。左はNO10121230、右はNO10121231
NO10121231空中通路(左)とNO10121236通路から見た京都タワー(右)
河原町御池の京都ホテルオオークラは外回りを中心にクリスマス期間をいろどる。いかにもホテルのサービスを思わせる。街路樹と地下への階段をうまく利用した設計となっている。こちらは勤め帰りの待ち合わせ場所として最適の広さである。サンタの宇宙遊泳が印象的だし、歩いていてもその光がすぐに飛び込んでくる。
NO1507明りがついた直後のホテル(左)とNO10121263河原町御池東上がる一帯
NO10121216ホテル御池側地下降口(左)とNO07121401河原町御池北東一帯
NO10121261ツリーのサンタ(左)とNO10121262宇宙遊泳?のサンタ
NO10121265ホテルの南西角(河原町御池角)(左)とNO10121264ホテル南の御池通り上のイルミネーションは東山が背景となり噴水がある。
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嵐山花灯路 中之島と竹藪 [京の歳時記12月]
メインとなる嵐山渡月橋下流の河川敷が中ノ島で、そこに手づくり行灯などが並ぶ。花灯路にふさわしいのは大学生の制作した大行灯群である。右京区の嵯峨芸大の学生が出品している。
NO10121272短期大による行灯(左)とN01012拡大バージョン
NO1012271観光デザイン学科のおもてなし行灯(左)とNO1008京行灯辻むらの「京・日本・ひかり」(右)
NO1005・NO1006 法輪寺の照明アート
竹の小径NO10121204西から東をみる(左)NO10121277東から西をみる
NO10121276竹の小径曲がり角(左)とNO10121275渡月橋常夜灯
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嵐山花灯路 渡月橋と嵐山 [京の歳時記12月]
嵐山は京都の中でも清水寺に次ぐ観光客がくるものの点灯される時間帯(18時~)は日中の混雑がうそのような静かさとなる。渡月橋も桂川のミニ水力発電による足元灯路が目立つくらいで車の通行もほとんどなくなってしまう。暗闇だ。そうした中、冬の観光客が落ち込むのを何とかしようと市や商工会議所に加え中学校や大学なども参加するオール京都体制で始めた。紅葉が若干残る時期を選び、嵐山をメイン会場に寺院なども夜間公開したり、大小さまざまな灯籠を行きかう道に置いて足元を照らす。
総延長5キロの中にその数2500にも及ぶ。また竹の小径や渡月橋の照明投光器は合計90器。電力は太陽光発電施設「おひさま発電所」から提供されている。こうしてみると観光対策とともに環境対策も兼ねたイベントになっているとも言えそうだ。なお過去最高の人出は97万人(2006年)を記録している。開催は10日~19日までとなっている。
渡月橋と嵐山のライトアップ写真
NO101207023渡月橋10年バージョン(左)NO1013日没直後バージョン(右)
NO06121505拡大バージョン(左)とNO1014大堰川船着き場
NO1015大堰川に浮かぶ(左)とNO10121103磐田山側船乗り場
NO10121101紅葉・欄干・常夜灯とライトアップ(左)とNO10121101暗闇の中の渡月橋
渡月橋の常夜灯は桂川の水力発電を利用しているとのこと
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