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嵐山花灯路 中之島と竹藪 [京の歳時記12月]

メインとなる嵐山渡月橋下流の河川敷が中ノ島で、そこに手づくり行灯などが並ぶ。花灯路にふさわしいのは大学生の制作した大行灯群である。右京区の嵯峨芸大の学生が出品している。

NO10121272短期大による行灯(左)とN01012拡大バージョン

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NO1012271観光デザイン学科のおもてなし行灯(左)とNO1008京行灯辻むらの「京・日本・ひかり」(右)

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NO1005・NO1006 法輪寺の照明アート

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竹の小径NO10121204西から東をみる(左)NO10121277東から西をみる

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NO10121276竹の小径曲がり角(左)とNO10121275渡月橋常夜灯

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京都写真紀行では京の歳時記>12月>嵐山花灯路 

 

 


嵐山花灯路 渡月橋と嵐山 [京の歳時記12月]

嵐山は京都の中でも清水寺に次ぐ観光客がくるものの点灯される時間帯(18時~)は日中の混雑がうそのような静かさとなる。渡月橋も桂川のミニ水力発電による足元灯路が目立つくらいで車の通行もほとんどなくなってしまう。暗闇だ。そうした中、冬の観光客が落ち込むのを何とかしようと市や商工会議所に加え中学校や大学なども参加するオール京都体制で始めた。紅葉が若干残る時期を選び、嵐山をメイン会場に寺院なども夜間公開したり、大小さまざまな灯籠を行きかう道に置いて足元を照らす。

総延長5キロの中にその数2500にも及ぶ。また竹の小径や渡月橋の照明投光器は合計90器。電力は太陽光発電施設「おひさま発電所」から提供されている。こうしてみると観光対策とともに環境対策も兼ねたイベントになっているとも言えそうだ。なお過去最高の人出は97万人(2006年)を記録している。開催は10日~19日までとなっている。

渡月橋と嵐山のライトアップ写真

NO101207023渡月橋10年バージョン(左)NO1013日没直後バージョン(右)

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NO06121505拡大バージョン(左)とNO1014大堰川船着き場

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NO1015大堰川に浮かぶ(左)とNO10121103磐田山側船乗り場

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NO10121101紅葉・欄干・常夜灯とライトアップ(左)とNO10121101暗闇の中の渡月橋

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渡月橋の常夜灯は桂川の水力発電を利用しているとのこと

京都写真紀行では京の歳時記>12月>嵐山花灯路

 


京の紅葉 八瀬と大原(2) [京の紅葉]

大原の代表は三千院ですがこちらは人の波が絶えません。写真撮影には向かないですね。むしろ三千院まわりの紅葉がすばらしいんです。野村別れというのがあってこちらから歩くと川沿いが紅葉一色なんですね。坂道になりますが院正面まで10分~15分というところでしょうか。そして三千院の正面に出ずに呂川沿いに音羽の滝方面に行くと幾重にも重なった紅葉樹海ともいうべき域にはいりますから。三千院の外壁や門も見えます。そのような三千院周辺の紅葉。

三千院界隈

NO10112809野村別れからの参道民家(左)とNO10112807呂川沿いの紅葉樹海

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 NO2347三千院朱雀門(左)とNO10112803南外壁付近

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NO10112802来迎院(左)とNO10112806蓮成院石段落ち葉

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NO2348大原参道(左)とNO2350実光院白壁

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NO2355音羽の滝道来迎院(左)とNO2352勝林院本堂

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寂光院方面 

NO10112604寂光院本堂(左)とNO10112601孤雲(茶室)

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NO10112605寂光院四方正面の庭(左)とNO10112605汀の池に浮かぶ落葉

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NO10112607寂光院参道石段(左)とNO10112610石段落ち葉

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NO10112612寂光院門から本堂(左)とNO101126本堂前の紅葉1枝

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NO10112606草生川沿いの紅葉

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寂光院は三千院等のある来迎院町方面と違い、歴史的背景からしてこじんまりと、ひっそりとある。しかも本堂は2000年に放火という事件に遭遇した。飛鳥形式のものを豊臣秀頼、徳川家康などが再興した。今回は市民の寄付などによる再興がなった。それでも客が押し掛ける。ついでに周辺を歩いてみるのもいいかもしれない。

NO2669大原の里秋風景(左)とNO10112624晩秋に盛んなすぐき抜きの農作業

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京の紅葉 八瀬と大原 [京の紅葉]

ともに比叡山の麓となる八瀬と大原。八瀬は山へケーブルカーとロープウエイを乗り継いで行ける。その山裾に紅葉の曼荼羅模様が広がる。一方大原は天台宗の声明響く寺院が並ぶ。三千院や寂光院、勝林院と観光化もされて多くの人が足を運ぶ。紅葉は庭に入らなくても寺の周りを囲んで美しく染まっている。(大原は次回)

八瀬

紅葉は高野川の川べりから比叡山の山に向かって中腹まで広がる。とくにケーブルカーの駅から少し歩いて登ると一面に高い樹木が頭上に覆いかぶさるがごとしだ。

NO10112709麓の茶店から山の上まで一望(左)とNO10112705染まる木々の中に入る(右)

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NO10112707山に向かう曼荼羅模様(左)と中腹部の曼荼羅(右)

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NO10112710重なり合う木々(左)とNO10112704青空のぞく紅葉(右)

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NO10112711高野川メガネ橋とロープウエイ駅(左)とNO2363川の流れと映える紅葉(左)

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NO10112702川べりの紅葉(左)NO10112703浮かび上がる紅葉(右)

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京都写真紀行では京の紅葉>洛北

八瀬はこの数年で景観が一変した。昔からのプールがなくなりリゾートホテルが跡地にできた。さらには老人介護施設が建ちビルが増えた。そのせいだろう花園橋から大原に向かう道がいきなりせまくなっている個所が叡山電車の八瀬駅入り口付近だった。そらが解消されて広くなった。また、非公開だった瑠璃光院が特別公開されるようになり、宣伝もすさまじく人が増えた。

 


京の紅葉 大黒天と三宅八幡 [京の紅葉]

洛北の数ある紅葉の名所の中でも人知れず染まるのが松が崎大黒天=妙円寺だろう。五山の送り火「法」にはここの境内を通って登れる。さらには都七福神の大黒天を安置しているのでお参りも多いが、穴場ではある。地域は村ごと法華宗に改宗したという歴史もある。「妙法」はそのお題目でもある。狭い境内にはもみじの木そのものは少ないが、イチョウの木が1本参道をあがってくるとお迎えしてくれる。その黄色と落葉とカエデの赤が見事なのである。

 松が崎大黒天

N010112321境内フカン(左)とNO10112205イチョウ落葉とモミジ(左)↓

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NO10112202参道灯籠(左)とNO2329境内灯籠のモミジ↓

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NO10112203西門注連縄と境内(左)と境内西の山竹林と紅葉↓

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NO10112201西門超の境内(左)N010112211遠方からの松崎山(しょうきさん=寺号)

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三宅八幡宮

三宅八幡宮は大黒天から徒歩40分くらいだろうか。叡電の駅もある。応神天皇が祀られている。別名「虫八幡」と呼ばれ子供の守り神である。社のしるしが二匹の鳩。神の使いというわけだ。境内の名物は「鳩餅」で形以外はシンプルな餅。こちらの鳥居は上高野にある叡電の駅から高野川を渡るとすぐにある。結構本殿からは遠い。しかし昔ながらの風情も少し残っている。参道には紅葉が植えられて民家と共存し、比叡山を見ることもできる。お隣の三明院は真言宗で多宝塔もありほとんど知られていない。

NO10112206境内口参道(左)と境内灯籠(右)↓

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N010112210神苑石橋を上からとNO10112209下から↓

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NO10112207絵馬堂屋根(右)とNO10112312池に浮かぶ落ち葉と鯉(右)↓

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NO10112319参道から見える比叡山(左)とNO10112313池に映る紅葉と落葉(右)↓

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ご近所(お隣)の三明院の石像羅漢(左)と多宝塔(右)↓

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京都写真紀行では京の紅葉>洛北

 

 

 


京の紅葉 府立植物園 [京の紅葉]

京都府立植物園は1924年に開園した歴史を持つだけに1本1本の植物が地域の景観を作る役割も果たしてきた。園の中央北部に「半木(なからぎ)の森」が残るのはその象徴でもある。同じ左京区下鴨神社境内にある糺の森とともに貴重な自然林をかたどっている。その半木の森周辺にある4つの池周りにモミジが集中していている。1946年から1958年の12年間連合軍に接収された。多くの樹木が伐採された歴史もある。

NO2366池周り休憩所と散策路(左)とNO2368池を渡る木橋↓

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N02367イチョウ落葉の向うの紅葉(左)と2370紅葉散策路(右)↓

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NO2369池端の紅葉と(左)とNO10112107カエデの葉↓

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NO10112102池も染まる中にカモ(左)とNO10112108その水面が揺れて水彩画状態(右)↓

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京都写真紀行では京の紅葉>洛北

なお、最新画像でも新しい写真を掲載中

 

 


これが京都だ!夕景(1)夕焼け(1) [これが京都だ]

夕景とはなんぞや。代表的なものは夕焼けだろうか。しかし祇園祭の宵山などは提灯に灯が入り浮かび上がってくるのも夕景となる。ただ、京都の夕景のうち、夕焼けともなるとロケーション選定が難しい。まあ代表的なものと言えば五重塔を入れ込んだり、西山に沈む時、条件が整えば賀茂川が赤く染まるというところだろう。海辺での撮影なら太陽も空も海も赤く染まるので撮影は比較的楽なのだが。町の夕焼けはシルエット効果になるところが多少しんどい。

NO2675四条大橋から五条方面(左)と北山大橋下流(右)の賀茂川↓

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NO1372B東寺五重塔(左)とNO10111004八坂の塔(右)↓

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NO1371清明神社鳥居(左)とNO1370真如堂三重塔(右)↓

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NO3161西山に沈もうとする太陽(左)と雲間から夕陽を受ける八坂の塔(右)↓

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NO1375雷雲の夕焼け(左)とNO3176広がる夕焼け雲(右)↓

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京都写真紀行では これが京都だ>夕景

 

 


お茶の花咲く建仁寺 [京の花名所]

日本最初の茶園は高尾の高山寺にある。しかしこの茶の種を高山寺に贈ったのは建仁寺の開祖栄西と言われている。栄西はお茶を挽いて飲む抹茶法つまり喫茶を考案した。ゆえに「茶祖」とよばれて石碑がある。お茶の花が生垣として使われているのが建仁寺。一斉に咲き誇るというよりもあちらが咲けばこちらは散る。しかも境内は樹木や伽藍があって花名所のイメージは少ない。だが、お茶の花の名所は他には見当たらない。今の季節=11月が見ごろだ。

NO10110505お茶の花一輪↓とN010110501法堂前に咲く↓

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N00711111650お茶の花の咲き方(左)と散りお茶花↓

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NO10110504茶祖栄西の石碑(左)とNO10110506建仁寺山門から見る法堂↓

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N03016高山寺の最古茶園の石碑(左)と下向きに咲くお茶の花↓

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京都写真紀行では京の季節イメージ>秋

世界文化遺産>高山寺  

 


離宮(3)京都御所と御苑の紅葉 [離宮]

京都御所は春と秋に一般公開される。秋の公開は紅葉の季節の少し前のため事前申し込みしないと撮影はできない。しかし、御所のある御苑は秋の風景は豊富。しかも種類が多いので期間が長い。天皇家や公家の関連施設も残されており楽しめる。現在の御所は度重なる火災で帝が避難生活をしていた土御門東洞院(里内裏)が発展した。1331年~1869年までが皇居として使われた。現建造物は1855年の江戸安政年間のものなのでかれこれ155年となる。

NO2222・NO2223外壁が映える紅葉↓

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NO2224御苑一条邸跡近くのイチョウ(左)とNO10110711祐の井(明治天皇生誕地)の落ち葉

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NO08111501御所御池庭(左)とNO08111502常盤御殿の屋根↓

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N010110712建春門(左)とNO08111503紫宸殿↓

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NO2221清所門北のイチョウ(左)とNO10110710今出川口通りの色彩コラボ

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京都写真紀行では京の紅葉>洛中

離宮>京都御所

一般公開時には雅楽、舞、蹴鞠などが行われる。

NO3127五節の舞(左)とNO10110714雅楽万歳楽(右)↓

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離宮(2)桂離宮の紅葉 [離宮]

桂離宮は嵐山から下ること直線で約4.7キロ、桂川の西にある。五条付近から広くなった川幅が離宮のある八条あたりで水面が一段と増しゆったりと流れている。修学院離宮が比叡山の麓にあることを思えば全く違った地形の中に位置する。従って山を登るがごとくの坂もなく見え隠れする池と散策のための敷石と茶室の建築美。紅葉は表門に至る外周路に、まるで離宮が奥にあるのだと言わんばかりの雅さである。

NO10110401外回り川が紅葉川となる離宮前

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NO2165外路の桂垣(左)とNO2166散紅葉↓

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NO2162御幸門(左)とN02164中島↓

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NO2163書院道(左)とNO10110405書院南広場↓

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園林堂と書院へのNO10110404丸橋遠景とN02161近景

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N010110402灯籠とNO10110403敷石

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NO3066松琴亭一の間(左)とNO3067松琴亭二の間↓

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N03064御殿とN03063月波楼↓

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京都写真紀行では京の紅葉>洛西

離宮>桂離宮

極めて制限された中での撮影となる。こちらも宮内庁に申し込まなければならず、紅葉の季節と撮影日和が一致するのが困難。あえて言うならば最後の見学時間にするのがいい。太陽が沈みそうな時間帯逆光に映える紅葉が撮れる可能性がある。

桂離宮のホームページ

 


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